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学生に通関士のイメージを聞いたところ、「とてもカッコいい職業」「貿易のエキスパート」といった、きわめてポジティブな答えが返ってきました。これは、法によって一定の独占業務を与えられ、法を遵守しながら業務を行い、かつ輸出入者の権利を守る職業であることから考えられたものだと思います。
また、通関士は非常に国際的な資格です。もちろん、「通関士」の資格自体は日本だけで通用するものですが、学ぶ法律は、WTO(World
Trade Orgnaization :世界貿易機関)のルールに基づいたものなのです。具体的な法律名は後述しますが、基本的には、WTO加盟国共通の法体系となっており、したがって、国際的な経済法を日々学ぶことになります。
よく、「外国にも『通関士』という制度があるんですか?」とか「『通関士』を英語に訳すことはできますか?」といった質問を受けることがあります。
外国にも「通関士」という制度はあります。たとえば、お隣の韓国には「関税士」という資格があります。
また、アメリカ合衆国にも「通関士」制度があります。英語では”Registered Customs Specialist”と呼ばれ、Customs
Brokerを開業できるシステムになっています。
このように、試験の難易度、システムの違いなどはあるものの、国際的な共通性を持っているのが通関士の魅力の一つです。
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通関士の資格は、就職の切り札として抜群の威力があります。就職先は通関業者だけではありません。通関業者にとって、通関士は非常に権威のある資格で、通関士全員合格をめざして、会社をあげて奨励している業者も数多くあります。また、合格すると合格奨励金や資格手当てを支給している会社も数多くあります。
しかし、このように会社が一丸となってバックアップしているにもかかわらず、実際には、仕事をしながら資格を取得するのは大変むずかしく、三〜四年かけてやっとの思いで合格しているのが現状です。こうした事情を考えれば、どうせ採用するなら通関士試験合格者から、と考えるのも当然です。合格者なら、あとは実務を叩き込めばいいからです。通関士試験に合格しているのですから、実務も覚えやすいという利点もあります。
また、通関士の資格を学生時代に取得していることは、通関業者をはじめ、メーカー、銀行等から目的意識がはっきりしていると好意的に評価してもらえるでしょう。なお、大学生であれば、三年生までに合格しておくとよりよいでしょう。
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通関士は、貿易関連法務及び輸入税に関する専門家です。したがって、通関士の試験科目は、関税法、関税定率法、外為法など貿易に従事しようとする人が知らなければならない法律となっています。
メーカーの輸出入担当者、商社マン、デパートの輸入担当者、銀行の外為担当者などは、もちろん通関士の資格がなくても業務を行うことはできますが、関税法など貿易関連法務は、こうした貿易に関する仕事に従事する人々にとって、いまや必須の知識といっていいでしょう。法律を知らなかったではすまされないのです。こうしたことから、通関業者以外の貿易関連業者の従業員の人もこの資格に挑戦しています。
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通関士は、通関業者の中でも、また取引先でも、貿易の専門家としての信用を得ています。
近年、通関士試験の受験者が増え、通関士に対する認識が高まっています。と同時に、受験生のレベルが上がり、試験の難易度が次第に高くなっていくことが考えられます。これは、受験生にとっては大変なことですが、別の見方をすれば、通関士の社会的ステイタスが向上していくことにもつながります。これも通関士の人気を高めている原因といえるでしょう。 |